- 1950–1964|草創の混血戦士たち:縁と渡米経験が助っ人を形づくった時代
- 1972–1976|再出発の外国人補強:キューバの風とパワーの芽生え
- 1977–1984|ギャレット&ライトルの双璧:助っ人が主役になった黄金期
- 1987–1994|ランスの衝撃と迷走の狭間:助っ人の振れ幅が最大化した時代
- 1995–2002|ロペス&ディアスの内野助っ人黄金期
- 2003–2008|ラロッカの破壊力と、ローテ助っ人の復権
- 2009–2014|ルイスの覚醒からエルドレッドへ:第二の黄金期
- 2015–2020|ジョンソンの沢村賞と、勝てる助っ人投手の時代
- 2021–2024|短期助っ人+ブルペン強化の再編期
- 2025|長距離助っ人の再来を告げる二つの影
- 助っ人史の75年を振り返る
- 助っ人たちへ捧ぐ
1950–1964|草創の混血戦士たち:縁と渡米経験が助っ人を形づくった時代
球団創設間もない広島には、まだ“助っ人”という概念すら存在しなかった。
資金も実績もない球団に集まったのは、アメリカで野球を学んだ日系選手たち。
彼らは華やかなスターではなく、球団を存続させるために戦った戦士たちだった。
この時代の助っ人史は、数字以上に“覚悟”が刻まれている。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #18 | 竹村元雄 | 台湾・投手 | 1950 | 8試 0勝0敗 防5.19 |
| #23 | 銭村健三 | アメリカ・投手/外野 | 1953–54 | 打率.000(1953)/防4.50(1954) |
| #25(7) | 銭村健四 | アメリカ・外野 | 1953–56 | 打率.259 4本29点(1954) |
| #11 | 光吉勉 | アメリカ・投手 | 1953–54 | 防3.60(1954) |
| #3 | 平山智 | アメリカ・外野 | 1955–64 | 打率.240 10本46点(1956) |
| #2 | 新田幸男 | アメリカ・内野 | 1958 | 出場なし |
| #13 | ロナルド大森 | アメリカ・内野 | 1964 | 出場なし |
1972–1976|再出発の外国人補強:キューバの風とパワーの芽生え
長い空白を経て、広島に“本物の外国人助っ人”が戻ってきた。
それはキューバの風をまとった内外野手たち。
そして、ホプキンスとシェーンが放った一撃は、
「助っ人=長距離砲」という価値観を球団に刻み込んだ。
ここから、カープ助っ人史の歯車が大きく動き始める。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #49 | Z.ベルサイエス | キューバ・内野 | 1972 | 打率.189 4本10点(1972) |
| #59 | T.ゴンザレス | キューバ・外野 | 1972 | 打率.297 0本4点(1972) |
| #3 | M.マクガイア | アメリカ・内野 | 1973–74 | 打率.276 9本42点(1973) |
| #24 | J.ヒックス | アメリカ・外野 | 1973–74 | 打率.250 16本49点(1973) |
| #5 | R.シェーン | アメリカ・外野 | 1975–76 | 打率.307 20本62点(1976) |
| #6 | G.ホプキンス | アメリカ・内野 | 1975–76 | 打率.256 33本91点(1975) |
1977–1984|ギャレット&ライトルの双璧:助っ人が主役になった黄金期
1977年、広島の助っ人史は“革命”を迎える。
ギャレットとライトル——。
この二人の到来は、「助っ人がチームの主役になる」という新時代の幕開けだった。
打線の中心に立ち、勝利を引き寄せ、球場を沸かせる。
彼らは“外国人選手”ではなく、黄金期を共に作った仲間だった。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #5 | A.ギャレット | アメリカ・外野 | 1977–79 | 打率.271 40本97点(1978) |
| #6 | J.ライトル | アメリカ・外野 | 1977–83 | 打率.318 33本100点(1981) |
| #5 | M.デュプリー | アメリカ・外野 | 1980 | 打率.266 10本40点(1980) |
| #5 | A.ガードナー | アメリカ・外野 | 1981–82 | 打率.281 26本77点(1981) |
| #44 | L.フィルキンス | アメリカ・外野 | 1983 | 打率.268 2本7点(1983) |
| #4 | T.アイルランド | アメリカ・内野 | 1983–84 | 打率.293 12本44点(1983) |
| #44 | D.レーシッチ | アメリカ・投手 | 1984 | 防3.18 0勝1敗1S(1984) |
1987–1994|ランスの衝撃と迷走の狭間:助っ人の振れ幅が最大化した時代
黄金期が終わり、チームは新たな主砲を求めていた。
そこに現れたのが、打率.218で39本という“異常値”を叩き出したランス。
一方で短命助っ人も増え、補強は迷走の色を帯びていく。
爆発と空振りが同居する、最も“振れ幅”の大きい時代。
助っ人の当たり外れが、チームの命運を大きく左右した。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #45 | R.ランス | アメリカ・外野 | 1987–88 | 39本83点(1987) |
| #42(5) | R.ジョンソン | アメリカ・内野 | 1987–88 | 打率.319 6本26点(1987) |
| #44 | W.ロードン | アメリカ・内野 | 1989–90 | 打率.300 22本79点(1989) |
| #49(00) | R.アレン | アメリカ・内野 | 1989–91 | 打率.313 25本61点(1990) |
| #43 | M.ヤング | アメリカ・内野 | 1990 | 打率.234 11本35点(1990) |
| #5 | T.バークレオ | アメリカ・外野 | 1991 | 打率.203 2本5点(1991) |
| #43 | M.ブラウン | アメリカ・外野 | 1992–94 | 打率.276 27本83点(1993) |
| #57 | L.メディーナ | アメリカ・内野 | 1993–95 | 打率.271 14本70点(1994) |
| #109 | C.リベラ | ドミニカ・投手 | 1994 | 防7.71(1994) |
1995–2002|ロペス&ディアスの内野助っ人黄金期
迷走の時代を断ち切ったのは、一人の内野手だった。
ロペスの“30本100打点”は、助っ人の価値を根底から変えた。
続くディアスも高水準の成績を残し、
「内野助っ人=主軸」という新たな文化が広島に根付く。
この時代は、助っ人史の中でも最も“質”が高い黄金期といえる。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #106(50) | R.チェコ | ドミニカ・投手 | 1995–96 | 15勝8敗 防2.74(1995) |
| #71(59) | F.ペルドモ | ドミニカ・投手/内野 | 1996–99 | 打率.200/防4.56(1999) |
| #72(50) | T.ペレス | ドミニカ・外野 | 1996–99 | 打率.296 5本35点(1998) |
| #2 | L.ロペス | アメリカ・内野 | 1996–97 | 打率.320 30本112点(1997) |
| #74 | A.ソリアーノ | ドミニカ・内野 | 1996–97 | 打率.118(1997) |
| #65 | A.ケサダ | ドミニカ・外野 | 1998 | 打率.311 3本9点(1998) |
| #43 | N.ミンチー | アメリカ・投手 | 1998–2000 | 15勝11敗 防2.75(1998) |
| #12 | R.デハート | アメリカ・投手 | 1999 | 防8.53(1999) |
| #65 | E.レイノソ | ドミニカ・投手 | 1999–2000 | 防9.00(1999) |
| #2(49) | E.ディアス | ベネズエラ・内野 | 1999–2002 | 打率.304 32本85点(2001) |
| #33 | L.ロペス | アメリカ・内野 | 2000–02 | 打率.308 32本100点(2001) |
| #45 | S.ウルソー | アメリカ・投手 | 2000 | 防8.00(2000) |
| #42 | C.カンバーランド | アメリカ・投手 | 2000 | 防81.00(2000) |
| #33 | J.ボール | アメリカ・内野 | 2000 | 打率.250(2000) |
| #42 | E.ラドウィック | アメリカ・投手 | 2000–01 | 防5.18(2001) |
| #43 | T.ヤング | アメリカ・投手 | 2001 | 防3.00(2001) |
| #45 | E.シュールストロム | アメリカ・投手 | 2001–02 | 11S 防3.27(2001) |
| #42 | R.スタニファー | アメリカ・投手 | 2002 | 防4.74(2002) |
| #43 | R.ベルトラン | メキシコ・投手 | 2002 | 防9.15(2002) |
| #70 | R.ラミレス | ドミニカ・投手 | 2002 | 防3.00(2002) |
2003–2008|ラロッカの破壊力と、ローテ助っ人の復権
2000年代前半、広島は再び“助っ人の当たり年”を迎える。
ラロッカの OPS1.102 は、助っ人史でもNPB全体でも屈指の破壊力。
同時にデイビーやブロックら、「ローテを任せられる助っ人投手」が復権した時代でもある。
助っ人の質が一段上がり、チームの土台を支えた重要な6年間だった。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #43 | A.ニューマン | アメリカ・投手 | 2003 | 防7.77(2003) |
| #70 | G.ハースト | アメリカ・外野 | 2003 | 打率.207 5本(2003) |
| #49 | D.ランドクィスト | アメリカ・投手 | 2003 | 防8.22(2003) |
| #42 | C.ブロック | アメリカ・投手 | 2003–04 | 8勝8敗 防3.94(2003) |
| #4 | A.シーツ | アメリカ・内野 | 2003–04 | 打率.313 25本75点(2003) |
| #16(30) | T.デイビー | アメリカ・投手 | 2003–05 | 防2.37(2003) |
| #58 | M.ワトソン | アメリカ・投手 | 2004 | 防3.74(2004) |
| #43 | G.ラロッカ | アメリカ・内野 | 2004–05 | 40本101点 OPS1.102(2004) |
| #49 | J.ベイル | アメリカ・投手 | 2004–06・2010 | 24S 防3.19(2005) |
| #98 | F.フェリシアーノ | ドミニカ・投手 | 2004–06 | 防7.39(2006) |
| #96 | E.フランコ | ドミニカ・内野 | 2005 | 打率.229(2005) |
| #70 | K.レイボーン | アメリカ・投手 | 2005 | 防5.05(2005) |
| #32(30) | M.ロマノ | アメリカ・投手 | 2005–06 | 防4.54(2005) |
| #21 | S.ダグラス | アメリカ・投手 | 2006 | 9勝6敗 防3.41(2006) |
| #93 | V.マルテ | ドミニカ・投手 | 2006–08 | 防1.59(2006) |
| #48 | J.フェルナンデス | アメリカ・投手 | 2007 | 防6.04(2007) |
| #95 | E.カリダ | ドミニカ・投手 | 2007 | 防0.00(2007) |
| #43 | A.オチョア | アメリカ・外野 | 2007–08 | 打率.306 15本76点(2008) |
| #11 | C.ルイス | アメリカ・投手 | 2008–09 | 15勝8敗 防2.68(2008) |
| #25(57) | S.シーボル | アメリカ・内野 | 2008–09 | 打率.273 15本53点(2008) |
| #70 | M.シュルツ | アメリカ・投手 | 2008–11 | 防2.28(2009) |
| #34(67) | B.コズロースキー | アメリカ・投手 | 2008–09 | 防4.74(2008) |
| #90 | G.ブラウワー | アメリカ・投手 | 2008 | 防3.98(2008) |
2009–2014|ルイスの覚醒からエルドレッドへ:第二の黄金期
2009年、広島に“覚醒”が訪れる。
ルイスの最多奪三振、ミコライオの安定感、そしてエルドレッドの37本——。
投打の助っ人が同時に当たる奇跡の時代。
この6年間は、助っ人史の中でも“第二の黄金期”と呼ぶにふさわしい。
助っ人がチームの勝敗を左右し、広島の野球を大きく変えた。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #11 | C.ルイス | アメリカ・投手 | 2008–09 | 15勝8敗 防2.68(2008) |
| #25(57) | S.シーボル | アメリカ・内野 | 2008–09 | 打率.273 15本53点(2008) |
| #70 | M.シュルツ | アメリカ・投手 | 2008–11 | 防2.28(2009) |
| #34(67) | B.コズロースキー | アメリカ・投手 | 2008–09 | 防4.74(2008) |
| #90 | G.ブラウワー | アメリカ・投手 | 2008 | 防3.98(2008) |
| #43 | S.ドーマン | アメリカ・投手 | 2009 | 防17.28(2009) |
| #90 | S.マクレーン | アメリカ・内野 | 2009 | 打率.244 18本52点(2009) |
| #22 | A.フィリップス | アメリカ・内野 | 2009 | 打率.265 15本50点(2009) |
| #11 | J.ヒューバー | オーストラリア・内野 | 2010 | 打率.220 7本(2010) |
| #43 | J.フィオレンティーノ | アメリカ・外野 | 2010 | 打率.246 2本(2010) |
| #91 | G.アルバラード | アメリカ・投手 | 2010–11 | 8勝8敗 防4.07(2010) |
| #24 | E.スタルツ | アメリカ・投手 | 2010 | 6勝10敗 防5.07(2010) |
| #99 | D.ソリアーノ | ドミニカ・投手 | 2010–11 | 防4.30(2010) |
| #42 | V.チューク | アメリカ・投手 | 2010 | 防5.79(2010) |
| #43 | C.トレーシー | アメリカ・内野 | 2011 | 打率.235 1本(2011) |
| #42 | B.バリントン | アメリカ・投手 | 2011–14 | 13勝11敗 防2.42(2011) |
| #58 | D.サファテ | アメリカ・投手 | 2011–12 | 35S 防1.34(2011) |
| #35 | B.バーデン | アメリカ・内野 | 2011–12 | 打率.281(2011) |
| #57 | K.ミコライオ | アメリカ・投手 | 2012–14 | 27S 防2.04(2013) |
| #70 | ニック | アメリカ・内野 | 2012–13 | 打率.238 9本(2012) |
| #55 | B.エルドレッド | アメリカ・内野 | 2012–18 | 37本104点(2014) |
| #58 | M.ソコロビッチ | ベネズエラ・投手 | 2013 | 防0.79(2013) |
| #41 | F.ルイス | アメリカ・外野 | 2013 | 打率.268 4本(2013) |
| #13 | キラ | アメリカ・内野 | 2013–14 | 14本45点(2013) |
| #58 | Z.フィリップス | アメリカ・投手 | 2014 | 防3.27(2014) |
| #69 | R.ロサリオ | ドミニカ・外野 | 2014–15 | 打率.336 14本49点(2014) |
| #70 | D.ヒース | アメリカ・投手 | 2014–15 | 防2.36(2015) |
2015–2020|ジョンソンの沢村賞と、勝てる助っ人投手の時代
2015年、広島の助っ人史に“革命”が起きる。
ジョンソンが沢村賞を受賞し、「助っ人投手がチームの軸になる」という新時代が始まった。
ジャクソン、ヘーゲンズら勝ちパの柱も揃い、投手助っ人の質は歴代最高レベルへ。
一方で打者助っ人は短命化し、時代の変化を象徴する6年間となった。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #42 | K.ジョンソン | アメリカ・投手 | 2015–20 | 15勝7敗 防2.13(2016) |
| #58 | M.ザガースキー | アメリカ・投手 | 2015 | 防2.40(2015) |
| #13 | J.グスマン | ベネズエラ・内野 | 2015 | 打率.230 3本12点(2015) |
| #57 | N.シアーホルツ | アメリカ・外野 | 2015 | 打率.250 10本30点(2015) |
| #13 | J.プライディ | アメリカ・外野 | 2016 | 出場なし(2016) |
| #58 | J.ジャクソン | アメリカ・投手 | 2016–18 | 37H 防1.72(2016) |
| #66 | B.ヘーゲンズ | アメリカ・投手 | 2016–17 | 19H 防2.92(2016) |
| #70 | S.デラバー | アメリカ・投手 | 2016 | 防3.00(2016) |
| #5 | H.ルナ | ドミニカ・内野 | 2016 | 打率.272 5本34点(2016) |
| #70 | R.ブレイシア | アメリカ・投手 | 2017 | 防3.00(2017) |
| #5 | R.ペーニャ | メキシコ・内野 | 2017 | 打率.216(2017) |
| #95 | X.バティスタ | ドミニカ・外野 | 2017–19 | 26本64点(2019) |
| #96 | A.メヒア | ドミニカ・内野 | 2017–21 | 7本17点(2019) |
| #70 | L.カンポス | ベネズエラ・投手 | 2018 | 防0.00(2018) |
| #97 | G.フランスア | ドミニカ・投手 | 2018–22 | 12S 防2.76(2019) |
| #62 | J.ヘルウェグ | アメリカ・投手 | 2018–19 | 防1.13(2018) |
| #98 | E.モンティージャ | ドミニカ・投手 | 2019–20 | 防14.54(2019) |
| #58 | K.レグナルト | アメリカ・投手 | 2019 | 防3.34(2019) |
| #70 | C.ローレンス | アメリカ・投手 | 2019 | 防10.80(2019) |
| #99 | J.サンタナ | ドミニカ・内野 | 2019 | 打率.182(2019) |
| #10 | ホセ・ピレラ | ベネズエラ・内外野 | 2020 | 打率.266 11本34点(2020) |
| #70 | T.スコット | 南アフリカ・投手 | 2020–21 | 防15.75(2020) |
| #42 | DJ.ジョンソン | アメリカ・投手 | 2020 | 防4.61(2020) |
2021–2024|短期助っ人+ブルペン強化の再編期
助っ人の在り方が大きく変わったのがこの時代。
長期契約の主砲は姿を消し、代わりにブルペンを支える即戦力助っ人が台頭する。
マクブルームの一瞬の輝き、ターリーの安定感、そしてハーンの台頭——。
“短期決戦型助っ人”の時代が幕を開けた。
助っ人の役割は、主砲から“勝ちパの一角”へとシフトしていく。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ |
|---|---|---|---|---|
| #10 | K.クロン | アメリカ・内野 | 2021 | 打率.231 6本16点(2021) |
| #42 | K.バード | アメリカ・投手 | 2021 | 防3.82 11H(2021) |
| #98 | R.コルニエル | ドミニカ・投手 | 2021– | 防4.57(2021) |
| #99 | D.ネバラスカス | リトアニア・投手 | 2021 | 防10.13(2021) |
| #10 | R.マクブルーム | アメリカ・内野 | 2022–23 | 打率.272 17本74点(2022) |
| #68 | N.ターリー | アメリカ・投手 | 2022–23 | 防1.74 22H(2023) |
| #42 | D.アンダーソン | アメリカ・投手 | 2022–23 | 防2.20(2023) |
| #95 | M.デビッドソン | アメリカ・内野 | 2023 | 打率.210 19本44点(2023) |
| #95 | J.シャイナー | アメリカ・内野 | 2024 | 打率.133 1本5点(2024) |
| #10 | M.レイノルズ | アメリカ・内野 | 2024 | 打率.000(2024) |
| #42 | T.ハッチ | アメリカ・投手 | 2024 | 防7.36(2024) |
| #68 | T.ハーン | アメリカ・投手 | 2024– | 防1.32 16H(2024) |
2025|長距離助っ人の再来を告げる二つの影
2020年代後半、広島の助っ人事情は大きな転換点を迎えている。
短期助っ人が主流となった近年において、2025年の新戦力は異彩を放っていた。
モンテロとファビアン——。
二人の若いドミニカンは、シーズンを通して一軍に定着し、
「中軸を担う存在」としての片鱗を見せた。
ファビアンの17本塁打は“長距離助っ人の系譜”を思い起こさせる数字と思って良いだろう。
モンテロ9本にとどまったが、長距離砲として「化けるかもしれない」という余白が確かにある。
2025年は、助っ人史における新たな物語の序章なのかもしれない。
| 背番号 | 選手名 | 国籍・守備 | 在籍 | キャリアハイ(2025) |
|---|---|---|---|---|
| #95 | E.モンテロ | ドミニカ・内野 | 2025– | 105試合 OPS.692/打率.255 9本 41打点 |
| #61 | S.ファビアン | ドミニカ・外野 | 2025– | 138試合 OPS.741/打率.276 17本 65打点 |
2025年の助っ人は、この二人に集約される。
ファビアンはすでに“長距離候補”としての片鱗を見せ、
モンテロは粗削りながら、長打力が開花する可能性を秘めている。
ファビアンはエルドレッド以来の“愛される大砲”になれるのか。
モンテロは“当たれば飛ぶ”を武器に、中距離+長距離のハイブリッドへ進化できるのか。
広島にとって長距離助っ人は、時代を動かす存在だった。
ホプキンス、ギャレット、ライトル、ランス、ロペス、ラロッカ、エルドレッド——。
彼らの系譜に続く者が現れるのか。
助っ人史の75年を振り返る
1950年、草創期の混血戦士たちから始まった広島カープの助っ人史。
そこには、球団の歩みと同じだけの“試行錯誤”と“挑戦”が刻まれている。
キューバ勢が風を吹かせ、ギャレットとライトルが黄金期を築き、
ランスが衝撃を与え、ロペスとディアスが内野の時代を作り、
ラロッカが破壊力を示し、ルイスとエルドレッドが第二黄金期を支えた。
そして現代は、短期助っ人とブルペン強化の“再編期”。
助っ人の役割は時代とともに変わり続けている。
だが一つだけ変わらないものがある。
それは、彼らがいつの時代も “広島のために戦った” という事実だ。
数字以上に、彼らの存在はチームの歴史そのものを形づくってきた。
助っ人たちへ捧ぐ
彼らは、広島の街に降り立ち、言葉も文化も違う場所でバットを振り、ボールを投げた。
成功した者もいれば、短い時間で去っていった者もいる。
だが、どの選手にも共通していたのは、
「カープのユニフォームを着て戦った」という誇り。
この75年の助っ人史は、単なる外国人選手の記録ではない。
広島という街と、球団と、ファンと、そして彼ら自身が紡いだ “物語” だ。
これからも新たな助っ人がやって来るだろう。
また誰かが、広島の夏を熱くし、マツダスタジアムを揺らすだろう。
その瞬間まで——。
この歴史を胸に、次の物語を待ちたい。
🔥 広島カープ助っ人史・完全版(1950–2024)
— 続く —

コメント